25年4QのDRAM市場、SamsungがSKから首位奪還

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台湾の市場調査会社TrendForceは2026年2月26日(台湾時間)、2025年第4四半期(4Q:10〜12月)の世界DRAM売上高の最新調査結果を発表した。それによると同市場は前四半期比29.4%増の535億7800万米ドルになった。ベンダー別ランキングではSamsung Electronics(以下、Samsung)が同43.0%増の成長を見せ、SK hynixからトップの座を取り戻した。
TrendForceによると、AIアプリケーションが大規模言語モデル(LLM)の学習から推論へと拡大していることを受け、CSP(クラウドサービスプロバイダー)はデータセンターの建設をAIサーバだけでなく、汎用サーバも含める形で拡大。この動きによって、メモリの調達対象は広帯域メモリ(HBM)のHBM3EやLPDDR5X、高容量RDIMMにとどまらず、さまざまな容量のRDIMMへと広がっているという。さらに積極的な追加発注によって従来型DRAMの契約価格が急上昇。その結果、2025年第4四半期のDRAM市場全体の売上高は前四半期比29.4%増の535億7800万米ドルに拡大した。
TrendForceは「各市場セグメントにおいて需要と供給の差が拡大する中で、買い手は十分な供給を確保するのに苦戦している」と指摘。これによってサプライヤー側の価格決定力が大きく強まり、従来型DRAMの契約価格が前四半期比で45〜50%上昇。従来型DRAMとHBMを合わせた平均契約価格は50〜55%上昇したという。
SK hynixは25.2%増と堅調も、王座奪われる
2025年第4四半期の企業別売上高ランキングを見ると、Samsungが前四半期比43.0%増の193億米ドルとなり、SK hynixから首位の座を奪還した。平均販売価格(ASP)は同約40%上昇していて、上位3社の中で最も高い伸びを見せたという。一方で、ビット出荷量は一桁台前半の伸びにとどまってはいるが、HBM事業の拡大がこれを支え、会社の見通しとも一致する結果での着地となっている。市場シェアも3.4ポイント上昇し36%になった。
SK hynixも前四半期比25.2%増の172億2100米ドルと堅調に拡大しているが、Samsungに抜かれ2位に転落。市場シェアは1.1ポイント低下して32.1%になった。ASPは同20%台半ばの上昇を見せた。これは、契約価格の変動が比較的小さいHBMの売り上げ比率が競合他社より高いためだという。ビット出荷量は一桁台前半の増加で、ガイダンス通りだった。
3位のMicron Technologyは前四半期比12.4%増の119億7500万米ドルに拡大したが、市場シェアは3.3ポイント低下し22.4%となった。ASPは同約17%の上昇を見せたが、上位3社の中では最も低い伸びとなった。また、ビット出荷量は同約4%減となった。これは韓国の競合企業よりも早い段階で契約価格を交渉していた結果、実現した価格水準が相対的に低くなったことが背景とみられるという。
このほか台湾DRAMメーカーも、2025年第2四半期から続く好調な勢いを維持。2025年第4四半期には多くの企業で前四半期比30%を超える売り上げ成長を記録したという。TrendForceは「これらの企業は主に成熟プロセス製品に注力していて、大手メーカーが先端プロセスへ生産を移行する中で生じた供給不足を補う役割を果たしている」とコメントしている。
26年第1四半期、従来型DRAMの価格90〜95%増に
TrendForceは2026年第1四半期の市場について、消費者向け需要の季節的な弱さがビット出荷量の伸びを抑制し、サプライヤーの四半期成長が横ばいになる可能性があるとしている。ただし、CSPは供給確保を優先し、より高い調達価格も受け入れる姿勢を示しているため「他の用途分野の顧客も割り当てを維持するためには同様に価格上昇を受け入れる必要がある」とも言及。2026年第1四半期には契約価格の上昇がさらに加速し、従来型DRAMの価格は前四半期比で90〜95%上昇し、従来型DRAMとHBMを合わせた価格も80〜85%上昇すると見込んでいるという。
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